塗料とシンナーの相溶性について

塗料とシンナーの相溶性について
塗料とシンナーの相溶性について

塗料は一般的に適したシンナーで希釈して使用されますが、そのシンナーの種類が塗膜品質に大きく影響します。
それぞれの塗料には適切なシンナーがありますが、そもそも適切なシンナー以外を使用するとどうなるのでしょうか?
間違ったシンナーとまぜあわせることで何がおこるのでしょうか?

塗料とシンナーの相溶性とは


相溶性とは2種類以上の物質が溶けて混ざりあった状態を指します。
一方で非相溶性とは油と水のように2種類以上の物質が混ざりあわない状態です。

 


塗装する際に塗料とシンナーが混ざりあっていないと色ムラができてしまったり塗膜が出来上がらなかったりと塗装不良が起きてしまいます。

間違ったシンナーによる希釈で起こること


各塗料には適応するシンナーがありますが、間違ったシンナーで希釈してしまうと以下の反応があります。

  • 塗膜品質の低下
  • 凝集反応
  • 溶解不足

希釈するシンナーの種類によって塗膜品質は変化しますし、不適切なシンナーを用いると塗料の成分とシンナーの成分が反応して凝集反応が起こったり、樹脂塗料においては溶解さえもしない場合があります。

 

例えば、ウレタン塗料はラッカーシンナーや静電シンナーで溶解することはできません。
これはウレタン塗料の硬化剤成分である「ポリイソシアネート」がラッカーシンナーや静電シンナーに含まれている「アルコール」と相性が悪いためです。

 

同様に「2液のエポキシ塗料」にもポリイソシアネートが使用されているケースが多いため、アルコールを含むシンナーでの希釈はおすすめできません。
一方で「1液のエポキシ塗料」については、アルコールやグリコールが含まれていないと全く溶けない可能性も高いです。

アルコールを含むシンナーアルコールを含まないシンナー
ウレタン塗料×
2液エポキシ塗料×
1液エポキシ塗料×

どんな塗料にでも溶ける都合のいいシンナーは存在せず、各塗料にあった適切なシンナーを選定し使用することが重要です。
間違った組み合わせで塗装してしまうと塗装不良が起きクレームに繋がる大変な事態になるため、塗料とシンナーは常にセットで考えましょう。

 

溶解不足についてはインスタグラムで動画解説しています。

 

適切なシンナーの選定にお困りの方は、「溶剤(シンナー)最適化サービス」をご活用ください。

 

 

NCCでは、お客様が使用している塗料にあわせたシンナーのご提案が可能です。

現在お使いのシンナーでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

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