デュアル電界方式粉体ハンドガン「EcoDual」
導入事例

デュアル電界方式粉体ハンドガン「EcoDual」導入事例
デュアル電界方式粉体ハンドガン「EcoDual」導入事例

独自技術「デュアル電界方式」を採用した最新粉体塗装機「EcoDual」で
長野県A社の塗料使用量削減と作業効率向上を実現!

EcoDual

EcoDual塗装風景

改善キーワード:粉体塗料使用量削減、塗着効率向上、作業効率向上、SDGs

長野県 配電盤の設計・開発・製作・販売 A社様

お客様のお困りごと


既製品やオーダーメイドで配電盤を製作されているA社様は、粉体塗装を手吹きで行う工場にて冷蔵庫程の大きさの物からそれ以上のワークの塗装を行っていますが、塗着効率の低さから塗料ロスが多く、床に落ちた塗料は廃棄するなど無駄が多いことから改善の手段を検討している最中でした。

その際に弊社が開催した「塗装技術ウェビナー」にて、同社が気になっていた粉体塗装機をご紹介したことをきっかけにご相談下さいました。

導入製品


紹介した塗装機は旭サナック株式会社様の粉体塗装機「EcoDual」でした。この装置は同メーカーの独自技術である「デュアル電解方式」に加え、塗料搬送効率の向上とエア流量センシング機能を搭載しているため、少ないエアで塗装でき飛散も少ないことから従来品よりも無駄を大幅に削減し、塗装品質および塗着効率向上を実現できます。

デュアル電界方式とは


コロナ方式

以前から静電気の力を使用した「コロナ方式」と「トリボ方式」を用いて粉体塗料を製品へ付着させ定着させていましたが、独自技術である「デュアル電界方式」は「コロナ方式」の課題点をクリアした塗着方式です。「コロナ方式」とは、塗装ガン先端のコロナ電極に高電圧を掛けてコロナ放電を起こし、放電により発生したイオンにより塗料を帯電させ、被塗物に塗着させる方法です。しかし、塗料を帯電させることなく余ったイオン(フリーイオン)が塗膜に蓄積すると、内部で放電が起こり塗装肌に凹凸を起こすため、「粉体塗料は外観が良くない」というイメージの原因となっていました。

これに対して「デュアル電界方式」は、デュアル(二重)電界を形成することにより、電界E1では適切なイオン量の静電効果で高塗着効率を、電界E2ではフリーイオンを吸収し静電反発を抑え塗膜品質を向上させる特徴があります。さらに、ガン先の根元についた電界調整機能のある「デュアル電界リング」により、ガン距離に関わらず高い塗着効率と平滑な仕上がりを得られ高い塗装品質に繋がります。

導入効果


これまでは粉体塗料1箱あたり3基しか塗装できませんでしたが、塗装機を切替えたことで塗着効率が向上し従来の約1.7倍となる5基を塗装できるようになり箱替えの時間も削減。さらに、これまで床に落ち無駄になっていた塗料が無くなったことで、掃除の時間も廃棄量も大幅に削減でき、コストカットだけではなく連続的な作業を可能にするなど作業効率向上と、無駄の少ない塗装によりSDGs目標への貢献に繋がりました。

塗装をしても床に落ちる粉体がほとんどない

>塗装をしても床に落ちる粉体がほとんどない

お客様の声


大きな改善項目であった塗着効率だけでなく作業性も向上するなど予想を上回る効果により、「作業効率もアップして良かった。もう一台購入を検討している。」と「EcoDual」の能力に納得と満足のお声を頂きました。

 

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。
この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ

お問い合わせ