（特）洗浄用シンナー導入事例

対策キーワード：塗装不良改善、洗浄用シンナー切り替え、スプレーガン洗浄

長野県　自動車内外装樹脂パーツ塗装　H社様

長野県で自動車内装・外装の樹脂パーツをウレタン塗装しているH社様は、ロットごとに必ずブツ不良が出ていたことをきっかけに、ブース清掃や静電気対策、日々のスプレーガン洗浄を欠かさず行っていましたが、不良の低減には繋がらずお困りでした。

そこでヒアリングを実施したところ、特に色替え後のブツ不良が多いことが判明。

洗浄に使用している再生ラッカーシンナーと塗料・硬化剤の相性に問題がありガン内部に洗浄しきれずに残った「塗料残留物」がブツ不良を起こしている可能性が考えられました。

溶解力が強く、ガン内部に残った塗料残留物にも効果的で洗浄に特化した「（特）洗浄用シンナー」を部分的にご使用していただくことをご提案しました。

（特）洗浄用シンナーのサンプル品をご用意し、現行のシンナーでの洗浄方法と比較を行いました。

（特）洗浄用シンナーを一部取り入れて洗浄を行った結果、塗料残留物が完全に溶解できたことでブツ不良の発生率は各段に減り、不良が無いロットも出るようになりました。

さらに、洗浄頻度を落としても高い効果が得られた為、作業時間短縮に繋げることもできました。

お客様からは「ラッカーシンナーでの洗浄と比較し、塗料の通り方や出方が明らかに違う。」と洗浄に特化した性能をご理解いただき、用途に適したシンナーを適切に使用する重要性を知ってもらうことができました。

洗浄に特化したこのシンナーは、不良が発生した工程の直前で使用していただく事がポイントです。

今回は「色替え後の不良が多い」ということでしたので、塗料切り替え時のガン洗浄と週1回の本洗浄で使用していただいたことで、不良原因に対して確実にアプローチできました。

NCCでは（特）洗浄用シンナーを始めお客様に最適なシンナーのサンプルをお出しすることが可能ですので、まずはお気軽にご相談下さい。

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。

この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。