下地(床面)の種類と処理方法


床面の下地処理は表面の凹凸をなくしたり汚れを除去することで塗料の密着を良くするために行います。
下地(床面)は、大まかに下記の7タイプに分類されます。
- コンクリート
- カラーコンクリート
- 強化コンクリート
- アスファルト
- 金属面(縞鋼板等)
- 各種塗り床剤
- 各種タイル
今回は、コンクリート、カラーコンクリート・強化コンクリート、アスファルトにおける下地処理方法についてご紹介します。
コンクリート
コンクリートの状態によっても処理方法は変わってきますが、今回は床表面が機械油等で汚れている場合の処理方法についてご紹介します。
はじめに、表面に清掃程度では取れにくい汚れがある場合はデッキブラシ、金ベラ、ケレン棒などで汚れを除去します。
溶剤や洗浄洗剤等で表面を洗浄後、風通しを良くして乾燥させます。
最後に素地面を清掃し、下地処理が終了します。
カラーコンクリート・強化コンクリート
研磨機(ダイヤモンドカッター)やグラインダーで表面を1~2mmほど削り取った後、コンクリート表面処理剤(酸処理剤)を用いて処理します。
あとはコンクリートと同じように、洗浄後の素地は1~2日通風を良くしてよく乾燥させ、素地面を清掃します。
アスファルト
油が浸透している床の場合は、油泥をケレンし、油分を鉱物油専用洗剤でよく洗浄します。
その後、水で再度洗浄・乾燥させ、素地面を清掃して下地処理が完了です。
床面のゴミ、ホコリ、泥などを丁寧に清掃し、処理することが床塗装の第一歩。
この作業を念入りに行わないと密着不良の原因になります。下地処理は重要なポイントです。
NCCではお客様の現場における床塗装について具体的なご提案が可能です。
床塗装についてのお困りごとはお気軽にご相談下さい。