不陸・クラックのある床面の調整方法


不陸(ふろく)やクラックを事前に処理することで床塗装後の見栄えが格段に良くなります。また、凹凸の無い床面は、従業員の安全にも繋がります。
今回は不陸・クラックのある床面の調整方法についてお伝えします。
不陸とは

不陸とは床面に発生した凹凸のことです。
面積が狭く、凹凸の深さが浅い不陸の場合、床用のエポキシパテなど各種下地調整材を使用し補修を行います。
従来は、欠損部分が大きく凹凸が深い場合、下地調整材だけでは十分な不陸調整が行えませんでした。
しかし最近では、大きな穴でも対応可能な製品が開発されており、優れた密着性と耐久性によって重量物の移動にも耐えられます。
ただし、不陸が大きな面積にわたって発生している場合は、ハツリ機や研磨機などでの調整が必須になります。この場合は専門業者への依頼が良いでしょう。
クラックとは

クラックは、細いひび割れが発生した状態です。
塗装の時点で埋めることが出来そうですが、塗料で充填することはまず不可能です。
この場合も、床用のエポキシパテなどで事前に補修することで、塗装後の仕上がりが良くなります。
最近は、浸透力が優れた製品も出ており、深いクラックでも奥まで浸透、密着し剥がれません。
クラックも広範囲に、深く発生している場合は専門業者に任せましょう。
クラック部分をU字にカットし(Uカット)充填剤が十分に入り込むような施工を行います。
諦めていた凹凸も、ある程度であれば自分たちで補修が可能です。
せっかく床塗装も行うのであれば気になる不陸・クラックを補修しましょう。
ご不明な点がありましたらぜひご相談ください。