静電・電着・粉体塗装の高品質なハンガー剥離に

PCP社製『熱分解式剥離炉』

熱分解式剥離炉|静電・電着・粉体塗装のハンガー剥離に
熱分解式剥離炉|静電・電着・粉体塗装のハンガー剥離に

【試作・見学可能】ハンガーを変形させずボタン一つでキレイに剥離
米国PCP社製「熱分解式剥離炉」

静電塗装・電着塗装・粉体塗装などハンガーへ導電性が求められる塗装方法では、ハンガーの確実な剥離が塗装品質に直結するため様々な剥離方法が採用されてきました。

 

従来の熱溶解炉やショットブラストのような剥離方法では、熱や摩擦力を使って塗膜を”剥がす”ため、塗膜が発火するリスクや治具やワークの変形という問題がありました。

また、専用のカゴに入れて剥離する場合、接触面の剥離品質が安定しないという課題もありました。

 

これに対して塗膜を”灰化させる”仕組みでこれらの課題を解決し、高い安全性と剥離品質を実現するのが、世界45ヵ国、8000台以上の導入実績をもつ米国PCP社製熱分解式剥離炉」です。

熱分解という剥離方法のメリット


熱分解とは、塗膜に熱を与え、有機物をガス化して分解し無機物(灰)にすることです。

熱分解式の剥離方法は特定の化学薬品や溶剤を使用しないため、環境に優しい剥離方法です。

 

また、塗膜を灰化して分解するため、物理的な力を加えずに剥離が可能で治具やワークの傷つきや変形がなく、粉体塗装後の分厚い治具の塗膜も綺麗に剥がれ、剥離後の品質を維持できます

 

熱分解式剥離炉の特長


  • 電着塗膜、粉体塗膜、静電塗膜等を安全かつ確実に除去
  • 塗膜に均一に熱がかかるため剥離残りがゼロ
  • 塗膜のみを灰化させるのでハンガーを傷つけない
  • 排水処理などの後処理不要で産廃量も削減できる
  • 水スプレーによる自動温度コントロールで発火・爆発を防ぐ高い安全性
  • タイマーの自動運転設定で人件費と労務費を低減、剥離ノウハウも不要
  • クリーングタイム4~6時間+冷却

熱分解式剥離炉の仕様


燃料天然ガス、プロパンガス
電源110-125ボルト、50-60ヘルツ、単相、5-10A消費電流
水供給最小圧力40psi;水噴射システムの最大圧力40psi。最大流速5-7gpm(15ℓ/分間)
標準サイクル時間4-6時間に冷却時間を加える。タイマーは0-12時間調節可能で、50と60ヘルツで二重周波数の目盛盤がある(自動特性が利用可能)。
標準サイクル温度750o-800oF(399-430℃)
汚染標準最新のE.P.A標準に合致する。
安全衛生基準最新のO.S.H.A連邦基準に合致する。N.F.P.A.86に合致するように配置することができる。
保険基準ほとんどの国家と地方規約に合致する。工場主相互保険、またはIRI基準に合致するように配置することができる。

治具剥離例


コテコテの塗膜も一発でキレイに

>コテコテの塗膜も一発でキレイに

炉内に治具を詰め込んでも発火せず、隅々まで剥離可能

>炉内に治具を詰め込んでも発火せず、隅々まで剥離可能

剥離後は高圧洗浄を掛けることで灰化塗膜を簡単に除去

>剥離後は高圧洗浄を掛けることで灰化塗膜を簡単に除去

熱分解式剥離炉の導入事例


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