「塗装治具の剥離外注化」事例

「塗装治具の剥離外注化」事例
「塗装治具の剥離外注化」事例

長野県A社の治具剥離外注化をトータルサポート!
不良率10%以上削減と効率向上を両立するに至ったきっかけとは

剥離前後の治具

剥離前治具

改善キーワード:作業効率改善、不良率削減、人件費削減、治具剥離

長野県 多品種の金属製品の加工、塗装業 A社様

お客様のお悩み


大型ワークから小物部品まで多様な金属製品の加工や、塗装業を手掛けるA社様。

粉体塗装ラインで使用する治具を剥離する際に、金槌やペンチを活用し自社で行っていましたが、作業効率の悪さと、綺麗に剥離できず残った塗膜が落下することで発生する不良にお困りでした。対応策が見出せずにいた際、弊社の剥離無料相談の案内を見たことをきっかけに、剥離の工程確認と作業効率低下要因の調査からスタートしました。

工程確認と要因調査


粉体塗装は1回の塗装で塗膜が厚くなるため、そこで使用する治具の剥離は定期的に行う必要があります。ですが、担当者の手が空いた際に剥離作業を行っていたため、剥離を行う時にはより厚くなった塗膜が治具に固着した状態となっていたため、約100本以上の治具を手作業で剥離するには2時間以上の時間が掛かっていました。

手作業であることから剥離品質が不安定かつ完全に剥離することが出来ていなかったため、残った塗膜が落下し不良を発生させていることから全体的に適切な管理がされていない状態だと判明しました。

NCCの提案


手作業での剥離工程を無くし、完全剥離による不良率削減を行うため、剥離工程そのものを「外注化」することを提案致しました。外注化することで、週1回という定期的な剥離で安定した治具管理が可能となり、「人」や「時間」も割かれることがなくなるため剥離品質の向上及び、作業効率向上に繋がります。

また、外注に出すことでコストや品質の不安を払拭してもらうため事前に剥離サンプルの無償提供や、内製と外注のコスト比較を確認していただくことを提案致しました。

外注化による効果


外注化することで、剥離工程が無くなったため大幅な人件費の削減と作業効率向上を実現することができました。

剥離品質も安定化したことで塗膜落下による塗装不良が無くなり、結果的に10%以上の不良削減を行うことができるなど、適切な治具管理の仕組みを構築することができました。さらに手作業で剥離できず破棄していた治具も再利用可能となり、治具剥離工程にかかるトータルコスト削減にもつながりました。

お客様の声


「“剥離は自社でいい”と思っていたが、治具剥離に関する情報をたくさんもらえたおかげで、検討してみようかなと思えました。」

「外注はコストを一番気にしていたが、トータルでみれば大幅にコストダウンが見込めるので、もっと早くしておけばよかった。」

と、外注化により得られた改善点にお喜びの声をいただきました。

 

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。
この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。

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