廃塗料を削減するコツと削減事例をご紹介!


その塗料、捨てなくてもよかった?
塗料を余らせず、廃棄量を減らすコツをご紹介

使わなくなった塗料をすぐ廃棄業者へ出していませんか?
「10kg欲しいけれど16kgの一斗缶しかラインナップが無かったから、塗料を余らせてしまった」
「足りなくなると嫌だから多めに購入しているが、結局使用せず倉庫に山積みになっている」
「余った塗料の置き場所がないから、費用を掛けて産廃処分している」
お客様の悩み事の1つに、使わなくなった塗料=廃塗料の処分方法についてご相談を頂きます。
実は、ちょっとした工夫で今までお金を掛けて処分していた塗料を有効活用することができます。
塗料廃棄量を削減する方法
使わなくなった塗料は、中塗りや下塗りとして有効活用することができます。
実際の「N社様での廃塗料削減事例」を見てみましょう。
N社様の倉庫には、使わなくなった塗料が山のように眠っていました。
「もう廃棄するしかないのか…」と危機感を感じていたところ、”塗料の活用法”を知り、以下の取り組みを続けています。
<STEP 1>
N社の区切りとして、1年間使用しなかった塗料を”淡彩色”と”濃彩色”に区別
<STEP2>
自社の上塗りに近い色を混ぜ合わせ、中塗り(サフェーサー)として使用。
(膜厚指定があったため、中塗りで膜厚の調整を可能とした)
<ワンポイントアドバイス>
色は調整できませんが、エポキシ添加剤を一定の配合で混ぜることでエポキシメラミンのプライマーに大変身。
メラミン塗料であればどのメーカーでも対象です。
濃彩であれば濃彩用として、淡彩であれば淡彩用のプライマーとして使用すれば、
作業性を損なうことなく使い切ることができます。
N社様では以上のことから10年前より取り組みをはじめ、10年間に一度しか廃塗料を産廃業者に依頼したことがありません。
産廃費用仮定:約15万円/回 × 10年間 = 150万円削減!!
大ロットで購入し、余ってしまった粉体塗料はどうすればいい?
ポリエステル粉体は溶剤塗料との密着性が悪い為オススメできませんが、エポキシポリエステルであれば溶剤塗装の下塗りとして使用できます。
WETonWETができない反面、膜厚を必要とする塗装仕様の場合は、溶剤膜厚プライマーよりも簡単に膜厚を付けることができますし、今まで廃プラスチックで処分していた粉体塗料を有効活用することができます。この機会に倉庫に眠っている塗料を確認してみてはいかがでしょうか。
また、倉庫で余っている粉体塗料は、弊社で転売させていただくことも可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。