塗装の不良解説|ハジキの発生原因と対策

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塗膜にポツポツ・・・ハジキとは?|塗装の不良解説

ハジキ

「ハジキ」とは、塗装面に魚の目状の現象が起こり、塗膜が押しのけられたような凹みが生じる現象です。

また、ハジキのくぼみがワーク表面まで貫通しているものを「ピンホール」不良と言います。

ハジキが起こる原因は?


■塗料の硬化
塗料が十分に硬化する前に新たな塗料を塗布する。

 

■油分、水分の付着
被塗物に油分や水分が付着した状態で塗布する。

原因:加工後の洗浄工程で油分が取り切れていない、水切りが不十分、コンプレッサーエアーへの混入など

 

■低表面張力物質の接触
塗料と低表面張力の物質が接触し、塗料が引っ張られて膜が薄くなる。

ハジキを防ぐ対策


■塗料の表面張力を高くする
低表面張力の物質を排除し塗料全体の表面張力を上げるため、界面活性剤を添加する。

 

■油分、水分の排除
被塗物に油分や水分が付着しないよう、表面処理工程での水切りを充分に行い、製造環境の清掃、コンプレッサーなど設備機器のメンテナンス等を行う。

 

■塗料の調整
塗料の流動性や希釈率を適切に調整し、均一な塗膜を形成する。

 

NCCでは塗装前の油分・水分・汚れの拭き取り清掃に最適な「環境対応型 塗装前拭取り清掃剤」をオススメしております。

洗浄後に油分残渣が無いか確認する方法は?


ハジキの原因となる水分や油分ですが、水分は粒の状態でも目で見えやすく乾いてしまえば問題ありません。

しかし、油分は濡れ状態はまだ目で見えても、乾いた後ではほとんど目視では判別しにくいです。

 

そこで、ブラックライトを使用することでワークの油分残渣を発光させることができます

具体的には、鉱物由来の切削油・加工油等であれば天然の蛍光成分が含まれていることがありますので、ブラックライトで紫外線を照射すると反応し、蛍光を発光するので油分の有無が判別できるというわけです。

 

UVアーテルS

 

乾いた油分を発光させるには検査用の強力ブラックライトがオススメです。

NCCでは「UVアーテルS」という検査用ブラックライトを販売しており、ハンディサイズながら紫外線強度が強いのが特長です。

 

自社で問題となっている油分が光るかどうかをまずはデモ機で確認することをオススメしておりますので、ぜひお気軽にレンタルをお問い合わせ下さい。

 

 

 

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