金属塗装の前処理に関する問題解決と注意点


トラブル対策と注意点
金属塗装の前処理を確実に行ったのに、塗膜が剥がれてしまう、塗料がうまく密着しないなどのトラブルに対処する方法をまとめます。
前処理をしても塗膜が剥がれてしまう場合の対策:
1.まずは確実に塗装前の脱脂ができているかを確認
前処理を行ったのに塗膜が剥がれてしまう場合は、脱脂が不十分であることが考えられます。
塗膜が剥がれたワークの油分残りを確認するのはブラックライトが有効です。
加工油に蛍光成分が含まれている場合は、ブラックライトで紫外線を当てることで油分を光らせ、脱脂状態を確認することができます。
なかでもNCCオリジナルの「UVアーテルS」は可視光をほとんど含まず、純度の高い紫外光で強力に油分を発光させることができる検査用ブラックライトです。
目視での脱脂確認を効率化したい現場にお勧めします。
2.拭き取り脱脂で確実に油分を除去
再塗装をする場合、その前にきちんとワークの油分を除去するようにしましょう。
同じ状態のままでは、塗膜が剥がれないように厚塗りしたとしても密着性は向上しません。
3.洗浄装置の性能確認
塗装剥がれが起きた場合は、塗装工程だけではなく洗浄工程を確認することも大切です。
超音波洗浄装置の場合、超音波発生器の故障によって洗浄槽内の超音波が均一ではないと、洗浄ムラが起こることもあります。
超音波の発生状況を毎日管理することで、塗装剥がれが起きた際にただちに洗浄工程に問題がないかを確認することができます。
先ほど紹介した油がみえるブラックライト「UVアーテルS」のほかに、拭き取り脱脂で確実に油分の除去するのに最適なNCCオリジナルの「塗装前拭き取り洗浄剤シリーズ」もご提案しておりますので、各商品の詳細は以下のリンクよりご確認ください。
塗膜や塗装の剥がれの問題解決、前処理工程の選定などについてのご質問は、塗装不良削減のプロフェッショナルである私たちに、ぜひお問い合わせください。
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