余った液体塗料の保管方法と使用期限
余った塗料はきちんと保管することで使用することができます。
しかし、どの塗料にもメーカーが推奨している保管期限と保管方法があります。
塗料の保管方法
密閉保管と容器の移し替え
使用した塗料が余ってしまい保管する場合は、蓋をきちんと密閉して保管することが一番です。
蓋が密閉していないと、中の塗料が空気に触れ反応を起こし硬化する可能性があり、新たに使用する際にブツ不良を起こすなど不良の原因になります。
また、保管場所が直射日光があたり高温であると塗料の劣化を早めてしまいます。
これは湿度が高い多湿環境化でも同様ですので、必ず高温にならない冷暗所で保管を行いましょう。
また、塗料が入っている容器に空間が多くできると、その中の空気で乾燥や酸化し塗料が劣化します。ですので小さめの容器に入れ替え、容器内の空気量が少なくなるようにすれば劣化速度を遅めることができます。
この方法は塗料を使用する前にも有効となり、予め使用量が明確になっている場合は、小分けしておき必要な分だけを使用することで、使用しない塗料の空気に触れる時間と面積を極力抑えられ劣化を最小限に防ぐことが出来ます。
希釈用の液を入れて密閉する
移し替える容器がない場合や移し替えが難しい際には、油性塗料の場合にはシンナーを、水性塗料の場合には水と希釈に使用する液をを少量いれて撹拌せず保管することで塗料の膜を貼ることを防ぐことが出来ます。
塗料の使用制限
塗料の種類やメーカーによって使用期限は異なりますが、多くの国内メーカーでは“未開封”かつ“推奨している保管方法”によって保管されたものに関しては、「メーカー出荷から一年」と規定されているものがほとんどです。
開封後の使用期限は保管状態により大きく異なるため規定出来ないことから、メーカーの保障対象外となるため注意が必要です。
ですので、使用前には予め使用期限と保管方法を確認しましょう。
基本的に開封後の液体塗料は劣化し仕上がり品質にも影響しますので、使い切れる分だけ用意し使用することが一番のポイントです。
NCCではお客様の現場における塗料の保管について具体的なご提案が可能です。
塗料の保管方法や保管場所などについてのお困りごとはお気軽にご相談ください。
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