PCP社製熱分解式剥離炉導入事例

対策キーワード：治具剥離、設備更新、メンテナンス、アフターフォロー

大阪府　金属加工・塗装業　K社様

大阪で金属加工・塗装を営むK社様は自社で熱分解式剥離炉を使用し治具剥離を行っていましたが、長年の使用により排気ダクトが劣化しており、当時導入を委託した業者に修理を断られてしまったことから設備更新を検討していました。

同社は既設剥離炉での仕上りには満足がいっていたものの、メンテナンス性が良くなくアフターフォローにも不安があったことから、なにか良い剥離設備はないかとweb検索にて情報収集を進めていました。

そんな中、NCCのHPをご覧いただいたことで「PCP社製 熱分解式剥離炉」に興味を持ちお問い合わせをいただきました。

安全かつ高品質な熱分解式剥離ができ、NCCによるサポートが可能な「PCP社製 熱分解式剥離炉」

まず熱分解式剥離とは、塗膜に熱を与え有機物をガス化して分解し無機物（灰）にするもので、剥離液を使用しないため作業者や環境に優しく、産廃量も減らすことができる剥離方法です。

特にPCP社製の熱分解式剥離炉は、従来の一定温度かつ決められた時間が経ったら剥離が終了するという単純な仕組みではなく、ダクト内温度まで観測し中の有機物の分解状況を把握しながら自動で温度を調整したり、発火の危険性がある際には自動的に散水スプレーが発動したりするなど剥離品質と安全性の両面で優れているのが特長です。

【商品詳細はこちらから】

同社のネックであったメンテナンス性やアフターフォロー、更には設備の安全性もご理解いただくため同機を出展した「コーティングジャパン2023」NCCブースへお越しいただき、実機の作りの堅牢さや全世界8,000台以上ある導入実績、NCCのフォロー体制についてご説明し、納得頂いたことでご注文いただきました。

設置時に際して、従来設備は1ドアだったのに対し本機は2ドアなので開口が省スペースで済み、よりコンパクトな運用が可能になりました。

また、炉内の有機物分解状況を観測しながら自動で温度を調整する仕組みのため、従来設備では塗膜が剥離しきれずに残っていた厚膜の治具も一度でキレイに剥離することができるようになり、効率や品質を向上させることができました。

ご担当者様からは「従来の剥離炉はメンテナンスしにくい構造だったが、PCP社のものはメンテナンスがしやすそうで満足しています。また、厚膜でも一度でキレイに剥離できるので良いですね。」とのお声を頂き、従来設備よりも高い剥離性能にもご満足いただきました。

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。

この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。