「成形品用高密度除電処理システム」
デモ事例

「成形品用高密度除電処理システム」デモ事例
「成形品用高密度除電処理システム」デモ事例

見えない塗装不良の原因「スタティックマーク」を撲滅!
プラスチック成型品の完全除電を叶えるシステムのデモ事例

改善キーワード:静電気対策、ハジキ不良、除電、プラスチック

長野県 樹脂の成型~塗装業 A社様

お客様のお悩み


A社様は静電気が発生しやすいプラスチック(樹脂)製品を塗装しているため、数々の静電気対策を講じてきましたが、除電しているにも関わらず静電気残りが要因となり引き寄せられた異物と静電気が結合しハジキ不良を引き起こしていました。
この状況に対し、対策をしているため静電気がなぜ残りどのくらい残っているかを突き止められないことからどう対処していいかわからずお困りでした。

NCCの提案


従来の除電能力では除去できなかった静電気を特殊トナーを使用し目視で確認、可視化することと、2種類のイオンを交互に排出して静電気を確実に除去する「高密度除電処理システム」のデモをご提案いたしました。

製品詳細


除電前の帯電状況の画像

静電気は色がついていないため製品にどの程度帯電しているのか分かりません。
しかし、見える化する特殊なトナーを製品表面に散布することで、この画像のように除電されている部分は紫、正帯電は青、負帯電は赤に反応するため、帯電状況を目で見て正確に確認することができます。

また、高密度除電システムは従来の除電システムと同様にイオンエアーを製品に向けて送風しますが、大きく異なるポイントはパルスモードとデュアルモードの2種類のイオンエアーを交互に排出し、除電が困難である複雑形状箇所でも正と負の帯電を表す「スタティックマーク」を確実に除電できることです。

 

パルスモードでマイナスのイオンエアーとプラスのイオンエアーが交互に送風され、正と負の帯電が交互に除去された後、正負のイオンエアーが同時に排出されるデュアルモードで除去できなかった帯電の偏りを除電します。

これによりスタティックマークは完全に取り除かれ、摩擦を起こさない限り半永久的に除電状態が続くため、除電の二度手間を防ぐと同時に使用電力と除電時間削減に繋がります。

さらに本除電システムはお客様の現場に合わせてカスタマイズすることができるため、自由度が高い製品となっております。

デモ詳細


一般的な除電装置の画像

はじめに現在の除電状況を確認するために、従来行っている除電後のワークに特殊トナーを振りかけ見える化させました。
すると、静電気の残りを表すスタティックマークがワークの30%程度見受けられ十分な除電ができていないことが明確となりました。

高密度除電システムで除電した後の画像

次に上記と同環境で高密度除電システムを用いて除電し特殊トナーで静電気の有無を調べたところ、スタティックマークが確認できなかったことから、除電レベルは期待通りであり塗装工程での静電気による異物不良削減へ繋がります。

お客様の声


「普段の環境下でデモを行いましたが、驚くほどしっかりと除電でき、確かな効果を感じています。塗装工程でのハジキ不良解決に繋がる対策として期待できます。」と、目視で確実に帯電が除去されていることをご確認いただき、さらなる静電気対策のひとつとしてご検討いただいています。

 

 

この事例に関するお問い合わせはNCCまでお気軽にご相談下さい。

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