塗装現場のゴミブツ不良の発生対策とは?

塗装現場のゴミブツ不良の発生原因とは?
塗装現場のゴミブツ不良の発生原因とは?

塗装現場でのゴミブツ不良の原因は多岐にわたります。
正しい対策で塗装工程のゴミブツ不良ゼロへ!

塗装工程のゴミブツ

塗装現場のゴミブツ不良の発生原因


①人からの発塵

・作業者の服や帽子、手袋などから発生する動作発塵
これらのゴミブツは繊維から生じる微細なゴミで、作業者が塗装現場内を動くことで乱気流に乗り浮遊し続けます。ゴミブツが床に収束するのは、作業終了後の夜から朝にかけてです。そのため、床の清掃は朝に行うことが最適です。

②塗装内部や塗料供給系からの発生

・樹脂や顔料が時間の経過で固まりゴミになります。
・新品でも微細なゴミが含まれている可能性があり、ろ過が必要です。

③設備や部品の清掃不備

・ポンプ、ホース、スプレーガンなどの内部で塗料カスが蓄積し、ゴミブツを引き起こします。

塗装現場のゴミブツ不良を軽減するには?


塗装現場のゴミブツ不良を軽減するためには、下記3つの施策が有効です。

作業者の衣服管理と動作発塵を監視する

作業着としてクリーンスーツを着用している場合は正しく着用しないと発塵源となります。
具体的には、腕まくりや胸元チャックを開放することでホコリが発塵しやすくなります。
また、クリーンスーツに限らず作業服はこまめに選択(クリーニング)し、劣化し生地がけば立ったものや靴底の剥がれたシューズ等はすぐに交換しましょう。

塗料供給系の適切な管理とろ過を実施する

塗料のろ過には目が不規則な吉野紙のような不織布よりも、目が均等で確実に対象サイズの異物を除去できるメッシュストレーナーを使用しましょう。

設備や部品の清掃とメンテナンスを徹底する

塗装ブースが正しく稼働しておりミストが確実に補修されているか、スプレーガン経路に洗い残しが無いか、コンプレッサー内部が結露しておらずエアーに水分・油分・異物の混入が無いか、塗料ホース内部に洗い残しがないかなど、普段使用する設備や部品をこまめにメンテナンスしましょう。

現場でイチから異物不良対策を始める際には、下記「歩留まり改善のための効果的な塗装環境づくり」のページも参考になりますので、ぜひご覧ください。

 

 

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