効果的なクリーンルームの清掃方法


クリーンルームの清掃について、まず認識しなければならないことは、
「清掃作業そのものが汚染行為になる可能性がある」ということです。
清掃方法や用具、手順など、何か一つでも間違えると汚染の原因となることを理解しましょう。
効果的な清掃方法とは?

1.真空掃除機を使ったバキューム掃除
真空掃除機は、セントラル方式かHEPA・ULPAフィルター内蔵のクリーンルーム用掃除機を使用します。
バキューム掃除は、比較的大きな粒子を取り除く方法です。

2.純水を使った拭き清掃
水で湿らせたワイパー・モップを使用して行い、残存する小さな粒子の除去に対応します。
純水を使用し、頻繁に交換して汚れ水の再汚染を防ぎましょう。必要に応じて、使用する洗剤はクリーンルームで使えるタイプを選び、最終的には純水で十分に拭き上げることが大切です。
拭く際は上部から下部へ、奥から手前へ、狭い場所から広い場所へと順番に進め、
一方向に1回で行うことで再汚染を防ぎます。
また基本的なことですが、清掃作業は無用な発塵を極力抑えるために静かに行い、汚れた資材を使用し続けることはせず、すぐに交換できるよう必要資材は余裕を持って準備しましょう。
日常清掃だけではクリーンルームの維持管理は困難?!
上記にあげた清掃方法を日常的に実践していても、なぜか不良が減らない・・・
そんなご相談を多くいただきます。
クリーンルームの維持管理において、日常清掃はコストカットや作業者の意識向上といった面では有効ですが、
作業者ごとの清掃ムラやクセ、ルーティン化による清掃漏れ箇所の発生などのデメリットも存在します。
そんな時にオススメするのが、日常清掃にプラスして「プロによる清掃」を行い、
定期的にクリーンルーム内の粗大粒子をリセットすることです。
NCCでは、お客様の異物不良低減のお手伝いを通して得た知識と実績を活かし
クリーンルーム清掃サービスをご提供しています。是非ご活用ください。
クリーンルームの清掃に関するご相談はお気軽にお問合せ下さい。