ゼロ~微風域の気流を見える化
『三次元超音波風向風速計』


目に見えない微風速の気流も三次元的に見える化
WA-790型室内用超音波風向風速計は、3軸の超音波センサーと
気流可視化ソフトを用いて、お客様の生産環境で問題となる気流を”見える化”します。
本装置は、タフト法・スモーク法・熱線式風速計では難しかったゼロ〜わずかな気流を数値化し記録することや、室内空間の気流を立体的に把握するのに役立つ三次元的な可視化が可能になりました。
気流が発生する環境とは・・・?
- クリーンルーム
- 搬送装置周辺
- 製造装置内
- 製造ライン
特長
〇 風向ゼロ~10m/sまで測定が可能
これまで計測が難しかった”ゼロ”が測定できる風速計として好評を頂き、微風域も得意としています。
〇 標準付属ソフトで「表示」「データ保存」「再生」「CSV出力」「設定変更」が可能
・ 風速ベクトルの室内分布図を表示。
・ 風速の経時変化をペンプロッター方式で画面に表示。ー瞬時値のデータ保存と再生も可能です。
・ 風向と大きさをリアルタイムに矢印で三次元的に表示。ー三次元表示の動画録画も可能です。
・ 風速ベクトルの室内分布図に室内の物体(机・吐き出し口等)を描画可能。
〇 気流の温度も同時に測定可能(音仮温度)。
測定原理
超音波の送受波器(ヘッド)を図のように距離(L)とおいて対向させ、互いに逆向きに超音波パルスを電波させた場合、風速(V)の超音波電波方向成分VAと同一方向の伝播時間t1と逆方向の伝播時間t2との関係は、(1)(2)式となります。この二つの式によりVAを求めると(3)式となり、音速(C)の影響は(Cは温度、湿度により変化する)を受けずにVAを測定することができます。
装置構成
クリーンルームの測定事例
NCCクリーン化ラボ
一方向流式クリーンルームにて
気流の見える化に関するご質問、
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