イオナイザーの種類と特徴
イオナイザーは、空気中の粒子や塵埃を電離してイオンに変える装置です。
イオナイザーによって発生したイオンが付着した粒子をお互いに吸着しやすくすることで、空気中の微小な粒子が集まり、重力によって床や壁に落下していきます。これにより空気中の浮遊粒子が除去されます。
イオナイザーにはさまざまな型式や種類があります。
それぞれの異なる特徴を理解して、自社に適切なものを選び使用することが重要です。
イオナイザーの種類と特徴
・ファンタイプ ・ノズルタイプ ・バータイプ
ーファンタイプの特徴
ファンタイプは、その中でもさらに3つの仕様があります。
①天井部または作業工程上部に配置するオーバーヘッド式
②作業台面に据え置き使用するデスクトップ式
③組み立て自動機や検査装置等の装置内部に取り付ける小型ファン内蔵式
<オーバーヘッド式のメリット>
・高い設置位置
床や作業スペースに邪魔にならず、空間全体に均等にイオンを放出することが可能です。
・広範囲の加工点をカバー
広範囲にイオンを放出できるため、大きなスペースや複数の作業エリアをカバーすることができます。
<デスクトップ式/小型ファン内蔵式のメリット>
・局所的な除電に最適
・加工点に近く除電速度が速い
ーノズルタイプの特徴
・除電と除塵、それぞれに対応できる
・空気速度が速く除電時間の短縮が可能
ーバータイプの特徴
・クリーンルームでも使用可能
・広範囲の除電が可能
イオナイザーのバータイプは、取り付け位置や空気導入方法によって下記のように分類されます。
①クリーンルームやブースのエアーフィルター下部に取り付けてイオンを搬送するタイプ
②イオン放出する針の近傍に、イオンを搬送する空気流を強制的に設けるタイプ
③フィルム加工やFPD工程において、広範囲を一気に除電するロングタイプ
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