セーフティーパーテーション
(吹出型+吸引型)導入事例

改善キーワード：異物付着、クリーンルーム、環境改善、クリーン化機器

長野県　電子機器・計測器製造業　Ｋ社様

電子機器・計測器製造業を行うＫ社様。

クリーンルームは設置されているものの、異物が付着することにより起こる不良が減らず、クリーンルーム全体の清浄度や空気の流れを変えたいとご相談をいただきました。

既設のクリーンルームは設置から時間がたっており、これまでに多様な設備を追加導入しているため、エアーバランスや清浄度が低下し支障がでていました。クリーンルーム内の環境改善のため、大型ＦＦＵ(ファンフィルターユニット)の追加導入を検討されていましたが、コストも嵩むため、導入すべきか判断できないとお困りでした。

まずは、クリーンルーム内に浮遊している異物と、落下し製品に付着する異物を可視化し、不良原因である異物がどう動いているのか認識することで、適切な対策がとれることをお話しました。

可視化した結果、製造装置付近と作業者が動くことにより発生する異物が多いことが判明し、大型ＦＦＵを導入しクリーンルーム全体をクリーン化するのではなく、異物が発生している箇所のみ局所的にクリーン化が可能なセーフティーパーテーションの導入をご提案しました。

さらに吹出型と吸引型を合わせて導入することにより、製造装置付近から清浄された空気が異物を吹出して排除し、吹出された異物は吸引することで再飛散も防ぐことができ、クリーン化に最大限の効果を発揮します。

導入後は、セーフティーパーテーション直近の異物落下率は90％以上削減、3ｍ先でも70％以上の削減を実現し、クリーンルーム内の清浄度も向上しました。異物付着不良も出ておらず、継続的に効果を発揮しています。大型ＦＦＵ追加導入と比較しても大幅なコスト削減となり、さらにキャスター付で簡単に移動もでき、他の作業場所でもすぐ使用できるのもいい！とお喜びいただけました。

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。

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