製造業のクリーン環境において
「見える化」が必要な理由


「クリーンルーム=キレイ」は間違い?!
クリーン環境の維持管理に必要な異物の"見える化"をプロが解説
クリーン環境は、微細な粒子や異物の影響を最小限に抑えるために設計された特別な環境です。
しかし、設備や作業過程においてゴミや異物が発生することは避けられません。
こうした微小な異物の存在が、製品の品質や信頼性に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、クリーン環境内での異物の発生や拡散を把握し、効果的に管理することが重要です。
クリーン環境の維持管理に欠かせない見える化
ここで見える化がなぜ必要かという点を考えてみましょう。
クリーン環境における見える化とは、「目に見えない微細な異物や粒子の動きや拡散を視覚的に捉える手段」です。
見える化にはいくつかの重要な理由があります。
1. 問題の早期発見と迅速な対応
見える化することで、異常な異物の発生や動きを早期に発見し、迅速に対策を講じることができます。これにより、品質問題や製品の不良を未然に防ぐことが可能です。
2. 原因の特定
見える化によって、異物や粒子の発生源や拡散経路を特定することができます。これにより、問題の根本原因を解明し、再発防止策を講じることができます。
3. チーム間コミュニケーションの改善
見える化された情報は、関係部署やチーム間で共有されやすくなります。異物や粒子の動きに関する情報共有が円滑に行われるため、効果的な協力体制を築くことができます。
4. データベースの構築
見える化によって収集された情報は、データベースとして蓄積することができます。長期的なトレンドの分析や統計的な検証が可能となり、持続的な品質向上につなげることができます。
5. 品質基準の維持
見える化を通じて異物や粒子の発生状況を管理することで、クリーン環境内での品質基準を一貫して維持することができます。これは顧客信頼性の向上にもつながります。
クリーン化機器を正しく使用していますか?
クリーンルームの管理状態は通常のパーティクルカウンターで判定します。
しかし、一般的なパーティクルカウンターでは5μmまでの微粒子しか測定ができません。
製品に付着するゴミ・異物を少なくするには浮遊塵の把握だけでは不十分であり、10μm~100μmサイズの粗大粒子(落下塵)の把握が必要です。
粗大粒子の見える化に最適な機器

①クリーンチェックライト
クリーンチェックライトは、肉眼では見えにくい10μm~100μmサイズの粗大粒子を見やすくする見える化ライトです。
光の直進性が高く、粒子の影をはっきりと浮かび上がらせることで見える化に役立ちます。
本格的なクリーン化機器を導入する前に、異物の量と発生場所を把握するために使用しましょう。

②落下塵カウンター
落下塵カウンターは、粗大粒子の「時間経過と共に沈降し、堆積する」特性を生かした異物の計測器です。
落下した粗大粒子は落下塵と呼ばれますが、専用のウエハで落下塵を収集し機器で読み取ることで、粒径の分級とカウントが可能です。
数値として異物を見える化管理したいときに最適です。
クリーン環境の見える化に関するご相談は、お気軽にお問合せ下さい。