拭き取り作業の品質を上げるには?
作業環境の見える化とレベルアップ術

拭き取り作業の品質を上げるには?作業環境の見える化とレベルアップ術
拭き取り作業の品質を上げるには?作業環境の見える化とレベルアップ術

拭き取り作業の精度を高める3つのポイント

適切なウエスやワイパーを選んでいても、拭き取り品質が安定しないことがあります。
その原因はゴミ・異物の再付着や作業環境、拭き取り品質の確認不足にあるかもしれません。

 

拭き取り作業の精度を高めるには、「何を使うか」に加えて「どれだけ除去できているか」「どの程度再付着しているか」を見える化することが重要です。
ウエスやワイパーのクリーンルームでの運用を引き上げる、“見える化”、“環境把握”、“仕上げ拭き”の3つのポイントを整理します。

拭き取り品質が上がらない本当の原因


品質が安定しない原因として繊維脱落、拭き残し、ゴミ・異物の再付着が想定されます。
これはウエスやワイパーの性能だけでなく、現場で実際にどれだけゴミ・異物があるのか、どこからゴミ・異物が入り込んでいるかが把握できていないためです。
まずは感覚ではなく、正確な現状把握から始める必要があります。

拭き取り前後の状態を見える化する


どんな対策を講じるのかを考える上でも、まずは拭き取り前後の状態を目で確認できるようにすることが重要です。
強い直進性を持つ「クリーンチェックライト」を使えば、通常では見えにくい10μmまでのホコリやゴミ・異物を可視化できます。

clean checl ligjt

「クリーンチェックライト」は照射距離に関係なく可視化品質が安定しており、下の写真のようにゴミ・異物を目視で確認することができます。
また光の照射幅や光量の異なる複数の種類が用意されていますので、製品の大きさや用途によって使い分けが可能です。

light comparison①

light comparison②

拭き取り作業前後のゴミ・異物付着状況が見えるようになると、使用しているウエスやワイパーが本当に有効なのか、作業方法に改善点があるのかが判断しやすくなります。
現場の意識が変わり、改善行動につながる点も大きな効果を生みます。

作業環境の状態を見える化・数値化する


rakkajin counter

製品を丁寧に拭いても、作業環境そのものにゴミ・異物が多ければ、短時間で再付着してしまいます。
そのため、製品表面だけではなく、環境中のゴミ・異物を把握する視点が欠かせません。

一定時間あたり、どれだけゴミ・異物が床や作業机へ堆積しているかを「落下塵カウンター」などの測定機器を使って測定することで、現場の状態を数値で捉えられるようになります。

 

シリコンウエハを製品の置かれている環境に一定時間設置し、落下塵カウンターで計測することでどの程度のゴミ・異物が堆積しているのかを数値化できます。

仕上げ拭きには長繊維ワイパーが有効


拭き取り工程のなかでも、特に重要なのが仕上げ拭きです。
最終工程では、新たな繊維や異物を残しにくい資材を選ぶ必要があります。
その点で、「CSS-WP-R9」などポリエステル100%などの長繊維タイプのウエスが繊維脱落を抑えやすく、仕上げ用途に適しています。

 

さらに、アルコールなどの洗浄剤を併用することで、静電気による再付着の低減も期待できます。

拭き取り作業だけでは解決できない課題もある


ゴミ・異物不良の原因は、拭き取り方法だけにあるとは限りません。
製品の保管方法、搬送時の露出、周辺設備からの発塵、気流の流れなど、複数の要因が重なっていることもあります。
だからこそ、資材変更だけで終わらせず、見える化と組み合わせながら保管方法や作業環境の改善も並行して取り組むことをお勧めします。


弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なクリーン化機器やクリーン環境改善方法をご提案することが可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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