ゴミ・異物不良は“布選び”で変わる!
知っておきたいウエスやワイパーの基礎知識

ゴミ・異物不良は“布選び”で変わる!知っておきたいウエスやワイパーの基礎知識
ゴミ・異物不良は“布選び”で変わる!知っておきたいウエスやワイパーの基礎知識

ゴミ・異物不良対策の基本

製品や設備の表面を拭き取っているのに、ホコリやゴミ・異物による不良がなくならない。
そんな現場では、作業者のやり方だけでなく、そもそも使用しているウエスやワイパーの構造が課題になっているケースがあります。

 

クリーンルームや高品質な仕上がりが求められる現場では、ウエスやワイパーの見た目や価格だけで選ぶのではなく、繊維の種類や布の構造まで理解した上で選定することが重要です。
では、拭き取り品質に差が出る理由をわかりやすく整理していきます。

拭き取り作業をしてもゴミ・異物不良が減らないのはなぜか?


拭き取り作業は製品不良を防ぐための基本工程です。
しかし実際には、拭き取ったはずのホコリやゴミ・異物が残り、再洗浄や再塗装、手直しの発生につながってしまうことがあります。
こうした問題は、作業そのものではなく、現場で使っているウエスやワイパーの特性が用途にあっていないことが原因の場合があります。

ウエス・ワイパーの性能差は「繊維」で決まる


一見すると同じように見えるウエスやワイパーでも、素材や製法によって性能は大きく変わります。
特に注目したいのが、製品を構成する最小単位である「繊維」です。
安定した品質を求めるなら、まずは繊維の違いを理解することが欠かせません。

短繊維と長繊維の違いを理解する


大きく分けて、繊維には短繊維と長繊維の2種類があります。

 

短繊維の代表は綿で、数ミリから数十センチメートルの短い繊維をより合わせて糸にするため、その構造上どうしても繊維が脱落しやすくなります。

 

一方、ポリエステルやナイロンなどに代表される長繊維は、1本あたりが数百から数千メートルと非常に長く、脱落しにくいのが特徴です。

 

天然素材の長繊維は絹のみで、他の天然繊維はすべて短繊維に分類されます。

布の構造は3種類に大別できる


繊維が集まって糸を形成し、様々な布ができあがります。
布は、編み物、織物、不織布の3種類に分けられます。

編み物

編み物は左の画像のような構造で、糸の輪に次の糸を通して輪を作ることを繰り返して面を生成します。

伸縮性や通気性に優れ、シワになりにくい特徴があります。

織物

織物は左の画像のように経糸と緯糸が交差し、糸同士が密接に平面的に連なることで面を形成します。
その構造上、伸縮性と通気性は低く、シワになりやすい特徴があります。

不織布

不織布は繊維を機械的に、化学的作用または接着剤や熱で接着・絡み合わせることで左の画像のような布ができあがります。

つまり、漢字の通り「織っていない布」なのです。
通気性、濾過性、保湿性に優れる一方、繊維脱落に注意が必要です。

同じ「布」であっても繊維と構造の組み合わせによって拭き取り性能やゴミ・異物リスクは変わります。
繊維と構造の違いを把握して適切なウエスやワイパーを選び、用途に応じて使い分ける視点が必要です。


弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なウエスやワイパーのご提案が可能です。
お気軽にお問い合わせください。

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