隠れ静電気「スタティックマーク」を完全除去!
プラスチック製品の塗装不良解決法


なぜ塗装ムラがなくならないのか?
樹脂成型品の表面処理現場で、こんな経験はありませんか?
「塗装前にはしっかり除塵を行い、除電ガンを使った静電気除去もぬかりなく実施している。
帯電電位計で計測してもゼロを示している。
なのに、なぜか塗装村やくもりなどの不良がなくならない…」
実はこの問題の真の原因は、通常の帯電電位計や静電気除電装置では検知・除去できない「隠れ静電気」にあるのです。
隠れ静電気「スタティックマーク」とは?
スタティックマークとは、プラスチックなどの絶縁性材料の表面で観測される、正帯電と負帯電が細かく密に入り交じった帯電のことです。
帯電模様とも呼ばれるこの現象は、製品の表面にコロナ放電処理をしたときや、成型品を型から抜いたときに生じる微細な放電によって発生します。
スタティックマークが厄介な理由は、静電気測定器で計測できない点にあります。
正と負の帯電が入り交じっているため、測定器からは帯電してないように見えます。
しかし実際には、この微細な帯電模様がホコリの付着、蒸着曇り、塗装ムラを引き起こしているのです。
従来の静電気除去では限界がある
一般的な静電気除去装置(イオナイザー)で除電しても、帯電の数値は0kVを表示します。
しかし、特殊なトナーを散布してスタティックマークを可視化すると、赤(マイナス帯電)と青(プラス帯電)が非常に近い部分で残ってしまっていることがわかります。
これは、従来の除電装置では正負の帯電が細かく混在するスタティックマークを完全に除去しきれないためです。
表面的には除電されているように見えても、実際には微細な帯電が残り続けている——これが現状なのです。
革新的な解決策:高密度除電処理システム
この問題を根本的に解決するのが、成形品用高密度除電処理システムです。
このシステムは従来のイオナイザーとは全く異なる仕組みで動作します。
高電圧で生成されたマイナスイオン化エアーとプラスイオン化エアーを交互に照射することで、成型品の正負の帯電を交互に除電していきます。
この革新的な処理により、一面に描かれていたスタティックマークを完全に除去することができます。

一般的な静電気除去装置で除電後にも現れるスタティックマーク

高密度除電処理後、スタティックマークは除去されている
完全除去の効果とメリット
高密度除電処理システムを使用すると、以下のような効果が得られます:
完全除去:
スタティックマークが完全に消失します。もちろん、除電後の帯電量は0kVを表示します。
再発防止:
一度除去されたスタティックマークは二度と現れません。
品質向上:
塗装ムラ、くもり、ホコリ付着などの不良が劇的に改善されます。
自動車ライト類、ドアミラー、スピードメーター、家電機器など、美観が重視される分野で広く採用されています。
最終的な解決策:高密度除電処理システムの導入
スタティックマーク根本的に解決する高密度除電処理システムこそが、樹脂製品の完全除去を実現する方法なのです。
スタティックマークの発生が疑われる実際の製品をお送りいただき、除電テストを行う事も可能です。
高密度除電処理システムについて、こちらでも詳しく紹介しています。
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