ゴミ・異物対策の始め方とポイント
AIや自動運転、ロボットなどの普及により電子化が進み部品の小型化と高品質化が求められる中、ゴミ・異物対策を進めていこうと検討される企業様も多いと思います。
しかし、具体的な対策をどこから始めればいいのか、クリーン環境を得るために本格的なクリーンルームが必要なのかなど、自社にとっての最適解に迷われることもあるかと思います。そこで、これからゴミ・異物対策を始めるにあたり、押さえておいてほしいポイントをご紹介します。
ゴミ・異物対策の始め方とポイント
ポイント1:ゴミ・異物の状況を調査しよう
まずは工程内にどのようなゴミ・異物が存在するのか調査しましょう。クリーンチェックライトを使用すると工程内の発塵や堆積塵の状況を可視化できます。普段の清掃と組み合わせて、発塵状況や堆積塵の再飛散の状況を把握しましょう。
ポイント2:気流(空気の流れ)を調査しよう
次に気流に注目しましょう。タフト法やトレース法などを使って気流を可視化し、改善が必要かどうかを調査します。
発塵や気流の状況を確認した後、そのままの環境でコントロールする方法を検討しましょう。明らかに工程を隔離する必要があるかどうかがクリーンルームをつくるか否かの
決め手となります。
また、クリーンブースなどで局所クリーン環境を作る場合にも、気流の理解が重要です。対策を行う際には、人の動作による気流の乱れに注意し、作業位置の設定や歩行エリアの制限なども考慮してください。
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