クリーンルーム清掃のノウハウ解説
1.クリーンルームと清掃

クリーンルーム清掃のノウハウ解説 1.クリーンルームと清掃
クリーンルーム清掃のノウハウ解説 1.クリーンルームと清掃

「クリーンルーム=キレイ」は大きな誤解

モノづくり現場の工場内に設置されているクリーンルームについて、多くの方が誤解していることがあります。
それは「クリーンルームはキレイな環境だ」という認識です。

 

正確には、クリーンルームは「キレイにしなければいけない環境」です。
製品へのホコリやゴミ・異物の付着が少ない、つまり不良を防ぐことができる環境ですが、何もしなくても正常な状態が保たれるわけではありません。

 

クリーンルームの定義と本質


クリーンルームとは『空気中における浮遊微少粒子、浮遊微生物が限定された清浄度レベル以下に管理され、その空間に供給される材料、薬品、水やその他についても不純物、ゴミを取り除いてゴミを持ち込まないようにしようとする空間』(コンタミネーションコントール用語 JIS Z8122 4001より引用)のことです。

 

つまり「キレイな部屋」ではなく「キレイにしなければならない部屋」なのです。

なぜクリーンルームは汚れるのか?


多くのクリーンルームは非一方向流式が採用されており、天井の吹き出し口から空気を取り入れ、床や壁の一角に設けられた吸込み口から還気をとるスタイルです。

 

新しい空気が常に取り込まれ排出されている状態で、空気中に漂っている1㎛より小さい微粒子は、時間とともにクリーンルーム内を移動する空気で薄まり(希釈されて)少なくなっていきます。

 

しかし、1㎛より大きい10㎛以上のゴミ・異物(粗大粒子)は重力の影響で薄まる前に落下し床に留まり、あるいは静電気などで壁や天井に付着するため清掃しなければ取り除けません

 

10㎛以上のゴミ・異物は、クリーンウエアが汚れていたり着用の仕方が悪かったりすると、動くたびに人から発塵します。
さらにクリーンルーム内に持ち込まれる資材などにも付着しているため、清掃が不十分な環境下ではゴミ・異物がどんどん溜まり、クリーンルームが汚れてしまうのです。

 

クリーンルーム清掃と一般清掃の違い


クリーンルームの清掃は一般的な掃除とは明確に異なります。

 

「掃除」とは「拭いたり掃いたりして建物や敷地内のゴミやホコリ、汚れなどを取り去ること」という意味で、「掃」の字は「ゴミやホコリなどを除去する」を意味します。

 

「清掃」とは「きれいに掃除すること」という意味で、「清」の字は「にごりや汚れがない」を意味します。

 

つまり、クリーン化における清掃は一般的な掃除の目的である美観の向上とは違い、作業環境におけるゴミ・異物の除去が主たる目的です。
家の中を掃除するのとは異なり、小さなゴミ・異物まで取り除く必要があるクリーンルームの清掃は、ホコリやミストのべた付き・粉塵などを取り除き、にごりや汚れのない状態にする必要があるのです。

清掃作業は汚染行為になる可能性がある


クリーンルームの清掃について、まず認識しなければならない重要なことがあります。
それは「清掃作業そのものが汚染行為になる可能性がある」ということです。

 

清掃方法や用具、手順など、なにかひとつでも間違えると汚染の原因となることを理解しましょう。
たかが清掃、されど清掃。
クリーンルーム清掃は、ちょっとした意識の違いで不良を減らすことができる重要な技術なのです。

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なクリーン環境をご提案させていただきます。

クリーンルームの清掃に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

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