イオナイザーを知る!
3. メンテナンスの重要性


なぜメンテナンスが重要なのか?
「昨年導入したばかりなのに、なぜかゴミ・異物の付着による不良が増えてきて困っている」
こんな悩みを抱えていませんか?
実は、イオナイザーの使用を続けるとクリーンルーム内であっても電極針に汚れが付着していきます。
過去の実験データでは、連続運転500時間(約21日)程度から針先に付着汚れが確認されています。
針先が汚れると除電速度が大幅に低下し、通常1〜2秒で除電できる作業が30秒かかっても除電できない状態になることもあります。
イオナイザーの真価を発揮させるには、定期的なメンテナンスが不可欠なのです。
電極針のメンテナンス方法 日常清掃編
清掃頻度の手順
24時間使用で約2週間に1回の清掃が基本ですが、使用環境によって汚れ方は異なります。
自社の環境にあわせて清掃頻度を設定してください。
清掃手順
①安全確保:
電源を切り、機器が完全に停止していることを確認
②分解:
基板やカートリッジを外す
③清掃:
電極針本体を傷つけないよう注意しながら、純水またはアルコールを浸した綿棒やウエスを使用し表面に付着した白い粉状の汚れを除去
④組み立て:
清掃後は確実に元通りに組み立てる
注意点
- 電極針は非常にデリケートなため、強くこすらない
- 先端を曲げる、または損傷させないよう細心の注意を払う
- 清掃後は必ず動作確認を行う
電極針のメンテナンス方法 交換時期と方法編
交換の判断基準
- 除電効果が明らかに落ちてきた
- 清掃しても改善されない
- プラス側とマイナス側の摩耗具合に差が出てきた
- 一般的に3年程度で寿命を迎える
交換時の重要ポイント
プラス側とマイナス側で電極針の摩耗具合が異なると、イオンバランスが崩れ思ったとおりの除電ができなくなります。
片側だけでなく、両側同時に交換(全交換)しましょう。
ファンと吸給気口のメンテナンス
対象部位
ファンや吸気口などエアーの供給部
内部に堆積した空気中の汚れ
清掃方法
柔らかいウエス等で純水拭きまたはアルコール拭きを実施
エアーコンプレッサー関連のメンテナンス
ガンタイプのイオナイザーを使用している場合、エアーコンプレッサーのメンテナンスも重要です。
結露対策
気温変化が激しい日は特にコンプレッサー内部が結露しやすい
クリーンエアーの安定供給のためドライヤーやフィルターを設置
ドライヤーやフィルターのカートリッジも定期交換が必要
メンテナンス効果の確認方法
専門的な確認方法:
- イオナイザー性能調査の実施
- 静電気測定器による定量測定
- 専門業者による現場診断
メンテナンス記録の管理:
- 清掃実施日
- 清掃担当者
- 清掃前後の状態(写真記録推奨)
- 次回清掃予定日
継続的な記録によって、自社に最適な清掃頻度やパターンを把握できます。
定期的なメンテナンスによって、イオナイザーは導入時の高い性能を維持し続けることができます。
ゴミ・異物不良の削減を目指し、定期的なメンテナンスを実施しましょう。
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