クリーンルーム構築事例
お客様ニーズに合わせ費用を抑えたクリーンルーム
対策キーワード:異物不良対策、クリーンルーム、構築、クラス10,000
長野県 半導体製造装置の部品製造 N社様の事例
お客様のお困りごと
新規工程の立ち上げで、清浄度クラス10,000程度のクリーンルーム内での作業が必要となったN社様。
しかし既存のクリーンルームでは設備を配置する面積が足りないため、新たにクリーンルームの構築を検討していました。その中で、過去に異物対策やクリーン環境対策について相談をした経験からNCCへお声がけいただきました。
NCCの提案
お客様の条件に合うよう、「クリーンルーム」「パネル式クリーンブース」「改築クリーンルーム」の3プランを提案しました。
提案内容詳細
当初同社は倉庫内へのクリーンルーム構築を検討しており、5m×5mの条件で概算価格を提示しましたが、想定費用に見合わないことから、パネル式クリーンルームをご提案いたしました。
こちらでも要求スペックやスペースの面に問題はありませんでしたが、費用をできる限り節約したいとのご要望から、現在は物品置き場として活用しており温湿度管理のできる既設の除湿ブース(ビニールブース)を改築する「改築クリーンルーム」をご注文頂く結果となりました。
導入の流れ、効果
天井や壁面を既存の除湿ブースの物をそのまま活用したことで、施工費用を概算2,800万円から約700万円まで大幅に節約でき、工期も通常2週間程度必要なところを1週間以内で完了する結果となりました。
また、サイズはクリーンルーム部分が4.6×6m、前室が4.8×4mと前室を広く取ることで機械搬入スペースを確保することもでき、清浄度に関しても、乱流方式を採用し除湿ブースの外から大型クリーンユニットのフィルタを通った清浄空気を常に供給することで室内は陽圧となり、持ち込み異物を防ぐ構造としたことで無稼働の状況でクラス1,000、運用状態でもクラス10,000以下を実現しました。
お客様の声
お客様からは「仕様がオーバースペックとならず、投資額も抑えられ短納期での施工となり満足しています。」と低コストで十分な清浄度を実現できたクリーンルームにご満足いただき、「要望に対して様々な提案をしてもらえました。」と提案力の高さも評価いただきました。
弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。
この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。