油分・繊維を光らせる検査用ブラックライト
UVアーテルS
強い紫外線を放射する検査用ブラックライト「UVアーテルS」なら
洗浄後ワークの油分残渣・防錆油等の塗布状況・繊維付着が見える！
ブラックライトの光は人間の目にはほとんど見えませんが、ブラックライトを照射された物体は、その中に含まれる蛍光体だけが発光します。
製造現場で使用される油分の中に発光する蛍光物質*1が含まれていると、UVアーテルSを照射することで製品に残っていた油分が発光し、目視で「洗浄後の油分残渣」や「防錆油・グリス等が均一に塗布できているか」「繊維が付着しているか」等を確認することができます。
塗装剥がれなど油分残渣によるトラブルが発生した際に、UVアーテルSをご活用いただくことで残留油分測定を外部へ委託することなく、自社における洗浄現場での品質改善の管理ツールとしてご使用いただけます。
また、UV光による蛍光発光*2を利用し、曲面上、凹凸面上の素材に付着した繊維ゴミも簡単に可視化が可能です。
*1 石油系の鉱物油などの油は紫外線を当てると蛍光を発する性質があります。
*2 繊維ゴミの元となる衣類など（市販の白物衣料の多く）は紫外線で発光する蛍光増白剤が使用されています。
UVアーテルSはこんな場面に最適です
>通常の可視光では見えなかった汚れが
>UVアーテルSを照射すると汚れが浮き立ちます。
>曲面や凹凸面に入り込んだ繊維も
>UVアーテルSならはっきり可視化できます。
>一般光源ではわからないクリーンウエアへの繊維付着も
>UVアーテルSなら繊維が光って見え管理に役立ちます。
- 洗浄後の油分残渣確認に
- 塗装前の油分残渣確認に
- 防錆油やグリスなどの塗布状態の確認に
- 電子基板の残留フラックスの確認に
- 蛍光剤を使用した、製品のキズ・クラックの深傷検査に
- 異物(繊維ゴミ)混入検査に
- 機械装置のオイル漏れ検出に
- 自動車エアコンの冷却材漏れ検査に
- クリーンウェア管理に
- ※いずれも可視化対象に蛍光物質が含まれていることが前提です。
UVアーテルSの特長
- 365nm UV LEDを採用。可視光をほどんど含まず強力な紫外線を発光します。
- 通常環境下での油分・繊維の発光が可能です。
※明るすぎる環境、油分が少なく発光が弱い場合は暗幕等が必要です。 - 高出力により、直進方向の発光が可能です。
- 軽量でポケットサイズの小型設計ですので、持ち運びにも便利です。
- 連続使用時間最大3時間
※予備バッテリー付きで長時間使用可能
一般的なブラックライトとの違い
波長380nm以下の光は紫外線光とよばれ、目視では光を確認することができません。
UVアーテルSは可視光ではなく、紫外線光により励起光を発生させ、異物・油の見える化を行います。また異物・油の見える化に有効なピーク波長365nmUV LEDを使用し、さらに光学設計された蒸着レンズを使用することで可視光などの無駄な波長をカット、ピーク波長365nmの短波長のみを照射します。可視光をほぼ含まないので他社UVライトと比較すると暗く(紫色が弱く)見えますが、紫外線強度は非常に強いです。
>UVアーテルSの波長
>他社UVライト
>UVアーテルS
UVアーテルS発光例
>加工油、切削油などの石油系の鉱物油 等
>メリヤスウエス
>布製手袋
>ハンドタオル
>コピー用紙
発光しない素材例
>紙製ウエス
>ハンディワイパー
- 指紋、皮脂、シリコーン油、フッ素系油、サラダ油等
- 紙製ウエス、ハンディワイパー等
上記のように、蛍光体を含まない油分等は発光させることができません。
また、成型品などの樹脂製品や樹脂と金属を組み合わせた製品などの油分残渣の用途では、樹脂材料や接着剤等が反応してしまい、UVアーテルSでの可視化は難しいと考えられます。
水溶性加工油などは塗布量が少ないと発光が弱いことがあります。
UVアーテルSの仕様
UVアーテルS一式価格･･･53,900円（税込）
ご購入は本サイトお問い合わせフォームか、NCC公式ECサイト「Coating Plus+」より可能です。
UVアーテルSは、油分や繊維に含まれる蛍光成分を紫外光により発光させる仕組みであるため、蛍光成分を含まない油などは発光させることができません。
そのため、UVアーテルSを初めてご購入されるお客様にはデモ機のレンタルにて実際に対象物が発光するかどうかお確かめいただくのを推奨しております。
