クリーン環境で使う掃除機の選定
クリーンルームやクリーン環境でも、ゴミや異物の発生を完全には避けられません。
設備や作業者、加工工程どの箇所においても異物の発生リスクは十分にあり、それらを防ぐ対策が必要です。
クリーン環境管理の四原則(持ち込まない、発生させない、堆積させない、除去する)の中で「除去する」ために
清掃作業は重要な取り組みです。
しかし、使う清掃用具の選定を間違えるとゴミ・異物の発塵源になったり、集めているはずのゴミ・異物を更に撒き散らすことになってしまいます。
最近ではハウスダストや花粉・ダニ対策で、吸引力の優れたサイクロン式などの掃除機が市販されています。
コンパクトな設計で使い勝手が良く、HEPAフィルターを搭載していて、吸引力も強く、
クリーンルームやクリーン環境でも使えそうですが、排気速度が速く、床面に近いところで
排気をするなど、気流の乱れを起こす不向きな物が多いことが現状です。
クリーンルーム用掃除機の選び方
低速排気
高速排気だとクリーンルーム内で乱流が発生し、ゴミ・異物を撒き散らしてしまいます。
床上30cm以上の排気口
排気口が床に近いと床に堆積したゴミ・異物を撒き散らしてしまいます。
排気口が上部にあり、HEPAフィルター全体から排気するタイプがオススメです。
たかが掃除機、されど掃除機。その構造を知って最適な物を選びましょう。
弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なクリーン環境をご提案する事が可能です。
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