クリーンブース導入事例
決められた予算で高い清浄度を実現したクリーンブース!
組み立て式でもISOクラスをアップできた長野県K社の事例
改善キーワード:クリーンブース、作業性改善、組み立て式、クリーン化機器、低コスト
長野県 精密機器製造 K社様
▲クリーンブース参考写真
お客様のお困りごと
長年積み重ねてきた確かな技術と、少量多品種生産で高品質な管理・生産体制を確立しているK社様。新たに生産開始となるカメラへレンズを組み込む仕事は、これまでの製品よりも品質の高さが求められ、生産数量も多いため、現在使用している簡易クリーンブースよりも高い清浄度と広い作業スペースが必要となりました。しかし、作業スペース全体をクリーンルームにするにはコストの面において難しく、部分的なクリーン環境の構築で高い品質と十分な作業スペースを確保できないかと検討していました。
困りごとにNCCだからできた提案
クリーン環境構築に特化した部門の担当者より、数あるクリーンブースの中からお客様が懸念していた価格と、製品の高品質化のために必要な清浄度課題を解決する、日本エアーテック株式会社の「SS-クリーンブースSS-BD-15Y2」をご提案しました。
導入までの経緯と商品詳細
「予算内で現状よりも高い清浄度が確保できる設備」を実現するため、当初は置くだけで簡単にクリーン環境を構築できる「セーフティーパーテーション」を提案し、デモを実施しました。しかし、作業現場は人や風の通り道であったためゴミ・異物の舞い上がりが多く、通路にパーテーションを設置したことで歩行者が通過をする際に気を遣い、作業性が低下してしまいました。
そこで、現状のクリーンブースよりも高い清浄度を確保しながら、類似品の中でもお客様のご希望にあった価格で、処理風量が大きい「SS-クリーンブースSS-BD-15Y2」をご提案しました。
現状のクリーンブースの風量ではゴミ・異物が外へ排出されず、汚染環境の原因となっていますが、新たに提案した製品のように風量が大きいものを選定することで清浄度向上が見込めます。パーテーションのデモ時に課題であったゴミ・異物の舞い上がりは、上下左右を囲われたクリーン環境を構築することで防ぐことができ、通行の妨げは机上型クリーンブースを選択することで省スペース化を実現しました。
また、本商品はお客様自身が製品を組み立てることで価格を抑えることが可能です。「メーカーが組み立て作業を行わないことで精度が下がるのでは」と心配に感じるかもしれませんが、設置するFFUが1台であるため誰でも簡単に精度が保たれたクリーンブースを完成・使用することができます。
導入後の効果とお客様の声
今まで使用していたクリーンベンチより作業スペースが広いだけではなく、パーティクルモニタを用いてゴミ・異物の量を比較すると清浄度がISOクラス4~5からクラス1~2へアップし、作業性と品質が向上しました。
担当者様からは、「クリーンエアーが強くなったことにより、使用するペーパーや接着剤が飛散することにより作業に影響がでるのではないかと不安に感じていましたが、大変静穏で驚きました。類似品と比較しても非常に安価で助かりました。」と、と同社のご希望を叶えるクリーンベンチ導入にご満足いただけました。
担当者の声
クリーン環境の構築は社内に専任者がいないという企業が多く、誰に相談すればよいか分からないといった声をよく耳にします。NCCには生産環境のクリーン化を専門に行う担当者が在籍しているため、お客様の現場に最適な製品やゴミ・異物対策のご提案が可能です。クリーン化に関するお悩みはぜひNCCへご相談ください。
弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。
この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせください。