低コンタミ炭化水素洗浄システム
『ACSys』

低コンタミ炭化水素洗浄システム『ACSys』
低コンタミ炭化水素洗浄システム『ACSys』

厳しいコンタミ除去要求に応える、新しい高品質洗浄装置
特許出願中(ハイブリットコンデンサ)のオリジナル洗浄機『ACSysシリーズ』

ACSys

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ACSysロゴ

国際規格のISO16232やドイツ自動車工業規格VDA19の品質要求に準拠した異物粒子の計測・組成分析が必須となっている今、洗浄工程においてコンタミ(コンタミネーション)の低減が要求されています。しかし、一般的な仕組みの炭化水素洗浄機ではコンタミ除去が不十分な場合があります。一体なぜでしょうか?

 

それは洗浄液の動きに答えがあります。

一般的な多槽式炭化水素洗浄機では、第1槽~第3槽において洗浄、リンス、乾燥それぞれ別の役割があり、第1槽目において汚れた洗浄液で洗浄したカゴを2槽目、3槽目と移動するときに、コンタミを含んだ洗浄液が持ち込まれてしまうため、最後の槽でもコンタミの再拡散が起こる可能性があります。

 

さらに、工程の最後の槽から最初の槽へオーバーフロー式で洗浄液が移動する場合、上澄みの洗浄液のみオーバーフローで移動し続け液全体が更新されるわけでは無いことから、液中にコンタミが滞留しワークに再付着するリスクを常に抱えています。

 

このことから、弊社では洗浄工程においてコンタミ除去の問題を解決したいお客様向けに、これまでの洗浄方式とは発想を変えた新しい炭化水素洗浄システムを開発しました。

ACSysの特長


本装置は、洗浄力に優れ現在主流となっている炭化水素洗浄液を使用し、真空浸漬超音波+真空ベーパー洗浄乾燥の2工程で洗浄します。

  • オリジナル循環機構搭載で、常時清浄な洗浄液を供給
  • 洗浄槽内に異物を滞留させず、製品へのコンタミ再付着を防止
  • 洗浄液の供給/回収は、真空ポンプの差圧を利用するため液送ポンプ不要
  • 大気圧環境に接液しないため、洗浄液を加温することで脱脂能力向上
  • マグネットろ過や洗浄槽への回転カゴの取り付け可(オプション)

ACSysのシステム概要


これまでの炭化水素系洗浄機とは異なり一工程ごとに洗浄液を全量ろ過しながら入れ替える仕組みのため、洗浄槽内に異物を滞留させず、常に汚染されていない洗浄液での高品質洗浄とコンタミ再付着防止が可能になります。

洗浄工程①

真空浸漬超音波洗浄で粗洗浄を行います。
洗浄液を全量ろ過し、洗浄槽へ余分な異物を混入させません。

洗浄工程②

真空浸漬超音波洗浄で仕上げ洗浄を行います。
ここでも洗浄液を全量ろ過し、さらに洗浄液の清浄度を上げ異物混入を防ぎます。

洗浄工程③

真空ベーパー洗浄を行い、その後真空乾燥します。

ACSys洗浄システムの仕組み


ACSys洗浄システムの仕組み

一般的なワンバス洗浄機との比較


ACSys一般的なワンバス洗浄機
脱脂残留油分として検出されず残留油分として検出されず
コンタミ除去無し若干残る
洗浄時間10分前後15~20分
洗浄剤消費量少ない普通
装置サイズやや大きいコンパクト
装置価格やや高い一般的

低コンタミ炭化水素洗浄システム『ACSys』が特にオススメな方


  • 金属部品の脱脂+コンタミ洗浄で洗浄品質を向上させたい
  • 納品先より高い洗浄レベルを求められており、コンタミ低減に取り組みたい
  • 洗浄機更新を機に洗浄レベルを一気に高めたい
  • 塩素系や臭素系、フッ素系など規制のある洗浄剤から環境に優しい炭化水素系の洗浄機に切り替えたい
  • より厳しいコンタミ除去レベルが必要な新製品開発を検討している

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対応可能エリア:甲信越、関東地域

 

低コンタミ炭化水素洗浄システム『ACSys』のカタログはこちら

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本ページでご紹介の『ACSys』は単槽式ですが、単槽を複数個連結することで故障時も生産停止しないシステムで洗浄可能な『単槽連結式ACSys』もございます。
詳細はこちらからご覧ください。

詳細はこちら-洗浄

 

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適な洗浄システムをご提案する事が可能です。
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