単槽式炭化水素洗浄機「TETRA」導入事例

改善キーワード：自動化、省人化、効率化、炭化水素洗浄機、コンパクト、コストメリット

長野県　光学部品製造業　D社様

長野県で光学部品製造を手掛けるD社様は、簡易炭化水素洗浄装置を使用し手作業にて超音波浸漬洗浄を行っていましたが、洗浄作業やそのあとの温風乾燥に1人工かけていたことから効率が悪く、洗浄工程の自動化を検討していました。

同社の希望する洗浄機の条件は”ローコストでの自動化”でしたので、これまで洗浄液を納入していた弊社と同業他社の2社が競合する形でご提案する運びとなりました。

洗浄品質向上や生産効率を向上させ、希望であるローコストかつコンパクトな「ベーパー洗浄機能」が付帯されたアクア化学株式会社製の単槽式炭化水素洗浄装置「TETRA」をご提案いたしました。

「TETRA」は炭化水素洗浄液を使用する単槽式の自動洗浄機で、真空超音波洗浄からベーパー洗浄、真空乾燥、洗浄液の蒸留再生機能がオールインワンで搭載されており洗浄工程の自動化が可能です。

そのため、同社の課題であった生産効率を向上させると同時に、手作業で発生していた「洗浄中のワークが動く」ことで生じる小キズなども発生しにくいことから洗浄品質の向上も見込めます。

また、横置きタイプでは収まらないスペースにも設置可能な縦長のコンパクトサイズで作業場を圧迫しないのも特長です。

ただ、他社の提案した洗浄機の方がより安価ではありましたがベーパー洗浄機能が付いておらず、対して弊社は廃液の有価回収が可能である点からも長期的なコストメリットをご評価いただき、採用いただきました。

導入前にメーカーにて実際のワークの洗浄テストを行ったところ、これまで完全に除去できていなかった筒状部品の内部まで一度に汚れが洗浄でき、洗浄品質の向上について高く評価いただきました。

また、導入後は目的であった洗浄工程の自動化が達成され、効率的な生産が可能になったことに加え、ベーパー洗浄機能によって乾燥時間も短縮されたことで1回の洗浄～乾燥にかかる時間が15分も短縮できる結果となりました。

同社からは「洗浄に人手がかからず、他の作業に時間を活用できている。また洗浄品質も向上し、安心して出荷できるようになった。」と当初の自動化目標だけでなく洗浄品質の向上についてもご満足いただけました。

弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。

この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。