「3槽式フッ素系自動洗浄装置」導入事例
自動洗浄装置への切り替えで省人化へ
変わらない生産量でも安定した品質を実現した長野県T社の事例
改善キーワード:自動化、人件費削減、品質向上、洗浄液切替え
長野県 金属加工・製造業 T社様
お客様のお悩み
金属製品の加工・製造をおこなうT社様。
現行の手動洗浄装置が劣化している様子から、更新の提案をきっかけにお話しを進めさせていただきました。
手動装置での洗浄は、作業人数が必要となる上品質にバラツキがあり再洗浄の必要があるなど、効率の悪さが課題として浮き彫りになりました。
また、時代に合わせた洗浄液を使用したいという希望もあり、塩素系以外の洗浄剤を検討したいとのことでしたが、長年塩素系洗浄剤を使用していたことから適切な洗浄剤の選び方がわからないとお困りでした。
NCCの提案
当初はコスト面から現行と同様の装置をご希望でしたが、洗浄作業への人員削減と品質安定化のため自動洗浄装置への切り替えをご提案しました。
自動洗浄装置導入には、当初希望されていた手動装置よりもイニシャルコストがかかるため、洗浄作業にかかる人件費削減効果と1日の生産量が同じであることからコスト試算を行い、早期に採算が取れる事をご説明いたしました。
また、塩素系以外の洗浄剤への代替は、NCCの洗浄ラボにて洗浄テストを行い、不燃性で毒性の低い次世代型フッ素洗浄剤を選定致しました。
さらに、価格が高いフッ素洗浄液の回収率を上げるため、装置には冷却コイルを細かく何段にも巻き、蒸留再生を組み込むことでランニングコストを抑える工夫をしました。
導入効果
自動洗浄装置で洗浄することで、安定した品質と変わらない生産量を実現しました。また、手動装置に比べ必要人員は半分に削減でき、作業効率も大幅に向上したことにより他の作業への人出を確保することもできました。
弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適なご提案が可能です。この事例に関する内容については、お気軽にお問い合わせ下さい。