炭化水素真空超音波洗浄装置
『NWM-2320』
超音波自動追尾機能搭載で小物部品洗浄をより高品質に!
工業洗浄において洗浄効果の向上が期待できる超音波ですが、その能力を最大限に発揮するためには洗浄液の種類、ワークの状態等に合わせて”同調ポイント”に周波数を合わせる必要があります。
しかし、ほとんどの場合は調整されないまま使用されており、特に小物や部品等の袋穴や複雑形状を有するワークでは、洗浄ムラや残存コンタミを発生させる原因の一つとなっています。
そこでオススメするのが、省スペースかつ超音波の同調ポイントを自動追尾する機能が搭載された『NWM-2320』です。
『NWM-2320』の特長
最適な洗浄を行うために、超音波の同調ポイントを自動調整
洗浄槽の水深に関わらず洗浄効果が最大となるポイントを自動で探索し、最適なポイントで周波数を追尾します。その上、洗浄効果が最大となる周波数で作動するので、洗浄品質を安定させることができます。
洗浄、すすぎ、乾燥が洗浄槽1つで完結
一般的な洗浄装置は、製品を洗浄カゴに入れ、洗浄槽、すすぎ槽、乾燥槽等の工程を移動させながら行いますが、本装置の場合は1つの槽に製品を入れたまま、洗浄液やリンス液等を移動させることで同様の工程を実現しています。
1. 搬送機構を持たないため故障箇所が少なく、低コスト化を実現しました。
2. 多槽のタクト式洗浄装置と違い、各工程の処理時間を任意に設定可能で、洗浄するワーク形状、汚れ具合等で洗い方の工夫ができます。
洗浄液の消耗が少なく、ランニングコストを低減
本装置は密閉型であるため、開放型の洗浄装置と比べて洗浄剤の大気中への放出が少なくなります。また、真空蒸留再生装置を標準で内蔵することで洗浄液の汚れを装置内で除去でき、いつでもキレイな洗浄液を保ちつつ廃液量も減らすことができます。
小物部品によくある複雑形状のワークも洗浄可能
洗浄時に超音波と合わせて真空洗浄を行うことで、袋穴部に洗浄液が入り込み高い洗浄効果が得られます。また、真空状態と大気圧状態を交互に繰り返しながら洗浄することで、洗浄液が袋穴等を出入りし、さらに洗浄効果を高めることができます。
短時間での乾燥が可能
乾燥時に洗浄槽内を減圧することで、炭化水素洗浄剤の沸点が下がることを利用し、製品に付着した洗浄液を突沸させて乾燥します。これにより、製品の細部まで洗浄~乾燥をすることが可能です。
『NWM-2320』が特にオススメな方
- 少量多品種の小物部品洗浄をしたい
- 組立工程、組立後製品で部品洗浄不良による不具合が発生している
- 省スペースで小物製品の洗浄ができる装置を探している
- 複雑形状ワークで洗浄ムラが発生して困っている
- 超音波洗浄をしているが、細部の脱脂やコンタミ洗浄まで行いたい
『NWM-2320』の仕様
- 一槽式真空超音波洗浄装置NWM-2320:炭化水素系溶剤対応、真空蒸留再生装置内蔵
- 用途:少量多品種の一般洗浄
- オプション:洗浄カゴ回転機構、仕上げ蒸気洗浄、蒸留再生機能UPなど
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弊社はこれまでの経験や知見に基づき、お客様毎に最適な洗浄システムをご提案する事が可能です。
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