“クラス100”/“クラス1000”とは?

“クラス100”/“クラス1000”とは?
“クラス100”/“クラス1000”とは?

私たちが普段吸っているその空気は、本当に綺麗ですか?

クリーンルーム規格のクラス100やクラス1000とは、空気中の粒子数を表す指標であり、クリーンルーム内の空気の清浄度を示す重要な基準です。これらの数字はISO 14644規格などで定義されています。では、具体的にクラス100やクラス1000がどういう意味を持つのでしょうか。

 

空気中には外から持ち込まれる花粉やPM2.5、空気中を舞うホコリやダニの死骸、くしゃみなどで飛散するウイルスと目に見えない様々な粒子が存在します。

 

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0.5μmの粒子個数を基準に空気の清浄度(キレイさ)を表す指標として米国で考案されたのが、「クラス100」や「クラス1000」といったクラス分けです。

0.5μmの粒子はとても軽く、空気中を漂い続けるので空気の清浄度を判断するのには適しています。

「クラス100」の清浄度とは?


クラス100とは、28.3L(約30cm四方の立方体)の空気中に0.5μmの粒子が100個以下の状態をさします。

一般的な事務所は数100万個程度と言われているので、普段吸っている空気より「1万分の1のキレイさ」ということになります。

「クラス100」を実現するには


部屋の空気をよりキレイにすることに加え、舞上る粒子を抑制しないとクラス100の環境は構築できません。

このレベルからは、一方向流式のクリーンルーム構造が必要になります。

 
クラス100を実現するために用いられる方法一方向流式(置換)
空気をキレイに入れ替える置換方式です。
  • 床がグレーチングとなっているため粒子も舞い上がることがありません。

クラス1000以上に用いられている方法:非一方向流式(希釈)
空気中の粒子を綺麗な空気で薄める希釈方式です。
床はベタ床のため、定期的に清掃しホコリを除去する必要があります。

クラス表示を決めているISO規格についてはこちらをご覧ください。

 

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